海外移住者におすすめのソニー銀行!旅行・留学・移住どれにも万能な銀行口座

最終更新日

海外に移り住むといっても理由は様々です。

旅行や留学、転職による本格的な移住まで幅広い理由があります。

しかし、役所的な手続きの観点からすると至ってシンプルです。自身が日本において「居住者」なのか「非居住者」であるのかという違いです。

詳細な分類について説明は省きますが、簡単に言うと住民票の登録の有無で判定されます。

旅行や期間内の留学など一時的な出国であれば「居住者」、海外赴任や現地就職など長期的な移住であれば住民票の転出手続き(住民票を抜く)をとり「非居住者」となることが一般的です。

税金の兼ね合い(国民年金・住民税・国民健康保険の支払義務)から、ほぼ例外なくこのルールに当てはめられると思います。

1. 居住者向けのサービスメインの国内銀行

国内のほとんど全ての銀行は基本的に「居住者」へ向けたサービスを展開しています。

つまり、長期的に海外へ移住する方・「非居住者」となる方へのサービスではないということです。

海外移住に伴い「非居住者」となる場合は、これまで使用していた銀行のルールに則った手続きが必要になります。

銀行によってルールは様々ですが、ほとんど全てのオンライン銀行では口座の解約手続きが必要。主要銀行の場合、口座の維持は可能ですが利用できる機能の制限または別途用意された「非居住者」向けの有料サービスへの加入が必要となります。

海外へ移住するにあたり様々な銀行の規則を確認しましたが、海外での実用的に使えそうな銀行はほぼほぼありませんでした。

2. 非居住者も利用可能なソニー銀行

そんな中、探しうる限りオンラインバンクで唯一「非居住者」も利用可能であったのがソニー銀行です。

詳細は公式サイトの「海外転勤・留学などをご予定の皆さまへ」をご覧ください。

出国手続きに関しても「各種手続」よりオンラインで完結することが可能です。

一点必要な条件としては口座開設時に「居住者」である必要があることです。すでに海外に居住している方はソニー銀行の口座を開設することはできませんので、出国前に必ず開設しておきましょう。

また、口座開設の際には必ず「外貨口座」も同時に開設しておくことをオススメします。後述しますが、外貨への対応がソニー銀行の最大のメリットです。

3. 海外居住で必要な銀行口座の機能

ソニー銀行が良いと言っても、「海外転勤・留学などをご予定の皆さまへ」をご覧になった方は「非居住者」に対して機能が制限されている点に気づいたことでしょう。

しかし、実際に海外を拠点に生活するに当たって実用的な機能は以下のものに集約されると思います。

  • クレジットカードの引落口座
  • 国内他銀行振込
  • 外貨口座
  • デビットカード

制約のある機能に関しては投信信託や株の売買、FXなど所得・税金に関わるため、基本的に「非居住者」に対して全ての銀行が利用を制限しているものです。

それ以外にも外貨送金(ソニー銀行から海外銀行口座)やWEB振込決済などに関してはTransferwiseを利用したりクレジットカード決済などで大体できるので、なくても問題のない機能です。

海外口座への送金はTransferwiseがオススメです。Transferwiseは日本国内のTransferwiseが持つ銀行口座に振込をすることで、海外の自分の口座に外貨送金することができるサービスです。私が探しうる限り最安の手数料で日本国内銀行口座から海外の銀行口座へ送金できる仕組みです。

銀行によっては手数料が無料といった宣伝がされることもありますが、実際はしっかりと手数料が発生しています。日本円から外貨への両替を独自のレートで行うことで手数料を徴収しているのです。(本来100円で1ドルのところ105円で1ドルとすることで、1ドル送金あたり5円の手数料が発生)

4. ソニー銀行のメリット

「非居住者」への口座保持を認めているだけでなく、ソニー銀行は海外でのユーザー利用を視野に入れたサービスを展開しています。

主に以下の2点です。

  • 優待プログラムと為替コスト
  • 外貨対応デビットカード

ソニー銀行内の保有資産金額によって優待プログラムが定められています。為替レート自体は通貨によっては他国内オンラインバンクの方が好条件のレートを提示していることもありますが、そこまで大きな差はありません。比較的良いレートと言えます。

また「外貨口座」を同時に開設しておくと、外貨対応のデビットカードとして利用することができます。

このカードの優れている点は、外貨口座に外貨の残高がなくても、日本円の残高があれば即時で日本円から外貨へ変換して支払うことができる点です。※この場合でも、レートは通常の為替コストによる両替になります。

ほとんどのクレジットカードが外貨支払いでは1~2%手数料を徴収するのに対して、かなり好条件に外貨利用することができるのです。

海外ではほとんどの場面でカード決済が利用できます。まれに現金決済のみ受付のケースもありますが少額であることが多いです。ソニー銀行のデビットカードと1万円ほどの現地通貨さえあれば、ほとんど困ることはないでしょう。

旅行の場合でも、下手に外貨両替を行って現金を持っていくよりも好条件で外貨支払ができるので非常にオススメです。

一つ残念なのは、海外でのATMで現地外貨を引き出すときの手数料が1.79%(場合によってはATM手数料)かかることです。

5. おわりに

いかがでしたでしょうか?

今回は私が移住前に口座開設したソニー銀行が極めて優秀だったので、ぜひ海外移住者に知ってもらいたくご紹介しました。

現地ATMでの現金引き出しを除いては、ほぼパーフェクトなサービスとなっていると思います。

対応通貨も主要通貨を含む11通貨と幅広く、またアプリの仕上がりも良好です。

もちろん長期滞在の場合は現地での銀行口座開設は必須ですが、それまでの穴埋めとしては十分すぎるほど充実した機能でした。

みなさんも出国前に是非口座の開設を検討してみてはいかがでしょうか。