購入レビュー!初レッドウィングで一見ダサいポストマンを選んだワケ。サイズ感やコーディネートとともに。

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だいぶ秋らしくなってきました。この季節になるとブーツや革靴を履く機会が増えてきますね。

20代後半あたりから新しいブーツや革靴を毎年購入している気がしますが、今年も例に漏れず色々なブランドのブーツを検討しています。

30代はおおよそ自分のファッションが固定化されてくるため、それに合う「長く履ける革靴」を育てたい願望が出てくる年頃なのでしょう。予算的にも一番潤う時期ですし。

そんなこんなで、つい先日、今年の春頃に一度お邪魔したレッドウィングのショップに再び訪れる機会があり、前回も試着した名作「ポストマン」をとうとう購入してしまいました。

今回は購入に至った経緯やファーストインプレッションをご紹介していきたいと思います。

1. ポストマンオッスクフォード#101とは

ポストマンオックスフォード#101は1954年に発売され、USPS(アメリカの郵便局)の制服用の靴として採用されたため、全米の郵便局員が履くようになり「ポストマン・シューズ」の愛称で呼ばれるようになりました。

※軍人や警察官、郵便局員など制服を着用する公務員のための靴をサービスシューズと呼びます。

郵便局員の制服の一部として採用されたのは

ポイント
  1. フォーマルで品のある装い
  2. 雨に強いレザー
  3. 疲れにくく滑りにくいクッションソール

といったデザインと機能性が高いレベルで実現されていいたためです。

これらの点は現代のユーザーにも支持されており、今でも高い人気を誇るモデルとして販売され続けています。

正規取扱店 RED WING(レッドウィング) 0101 POSTMAN SHOE(ポストマンシューズ) Postman Oxford

2. 見た目と履いた時のギャップが最高

ポストマンの面白い点はディスプレイ時の見た目と履いた時のルックスに良い意味でのギャップがあることです。

正直なところ、ディスプレイされているポストマンの印象は野暮ったく、お爺さん世代の靴かな?と思ってしまうようなルックスをしています。

全体的にポテっとしたフォルムと新品時の光沢の少ない革状態も相まって余計そう感じてしまいます。

実際に手に取った時点では機能性には納得感があるものの、デザインには疑問符がつく状態でした。

しかし実際に履いてみると、意外なほどスッとハマっています。

正面から見るとこんな感じ。思ったほど丸みが目立ちません。

横からの画像はこちら。

印象としては革靴ほどフォーマルではないけれど、ブーツほどゴツくない

外羽根なのでカジュアルな革靴であるのは間違いなく、さらにソールがヒール部分と連結しているためスニーカー感すら感じさせますが、アッパーのガラスレザーが上品さを含んでいるためカジュアルになりすぎません。

ちょうど良い塩梅のレザーシューズではないでしょうか。

なかなかワークデニムと合わせる革靴を探すのは難しくブーツを合わせがちですが、ポストマンであれば良い感じにバランスが取れそうです。

3. どんなコーディネートにも合う汎用性の高さ

さて、先ほど靴単体で見た時よりも履いた時におさまりが良いと述べましたが、このおかげで色々なパンツに合わせることができます。

私自身30代に入ったこともあり、過度にトレンドを追い求めたファッションをしているわけではありません。

数年前の細めテーパードから、少しずつリラックスフィットに移行しており、今年からは少しずつルーズフィットデニムやパンツを履くようになりました。

ここでは私のちょっとしたコーディネート例をご紹介します。

リーバイス501 - 1955年モデル

まずは今年購入して絶賛育成中のLevi's 501とのコーディネート。

デニム自体太めでリラックス感のあるシルエットのため合わせるシューズが意外と難しいと感じていました。

自分目線で見るとこちら。

横から見ると

正面から見るとこちら。

カジュアルに振り切らないよう引き締めてくれています。

ポストマン以外ではコンバースのチャックテイラーでクラシックかつカジュアルにするパターンしかなかったので、ますますこちらのデニムを履く機会が増えそうです。

ユニクロ セルビッジデニム

続いてユニクロのセルビッジデニムと合わせてみます。

先程のデニムよりも細身のレギュラーフィットで裾も短めのため、ポストマンが良い感じに主張してくれています。

今回は暗めのソックスを履いてしまっていますが、差し色でカラフルなソックスを合わせた靴下見せも楽しめそうです。

ユニクロ ワークデニム

そして最後は明るめのブルーデニムと合わせてみます。

デニムばかりのコーディネート紹介になってしまいましたが、もちろんスラックスなどとの相性もバツグンです。

正規取扱店 RED WING(レッドウィング) 0101 POSTMAN SHOE(ポストマンシューズ) Postman Oxford

4. サイズ感

続いてサイズ感についてです。

私は普段スニーカーを26または26.5cmを選ぶことが多いです。

ナイキのエアフォースやアディダスのスタンスミスは26cm、コンバースのチャックテイラーは26.5cmといった感じです。

お店の方に採寸してもらったところ、少しだけ幅広の足の形とのことでしたが、普段通り26cm(USA 8)で問題ないとのことでした。

実際に履いてみると、指先は少しゆとりがあったのでシューレースをしっかりと縛って履くような形になります。

幅に関してはシューレースで比較的大きく調節可能なので、余程幅広の足形でない限り通常サイズで問題ないと思います。

試着時、革が硬いため踵が浮いてしまっていましたが、これは履き込むことで踵についてくるようになるとのことです。

アッパーの革が硬いうちは靴擦れが起こりやすいため、厚めのソックスとともに履くのが定石です。そのようなサイズを選ぶと良いと思います。

5. 少し気になったところ

ほとんど不満がないシューズですが、いくつか気になる点も合わせて紹介しておきます。

一点目は「シューレースが細く安っぽい」ことです。

もちろん、細いことでシューレースの調節が簡単になったり、フォーマルな印象を出せるというメリットもありますが、私の場合若干強度が心配になってしまいました

割と頻繁に着脱するのでシューレースを緩めたり縛ったりする機会も多いため、いつか思いっきり引っ張った際に千切れてしまわないか心配です。。

二点目は「革が硬い」ことです。

レザーシューズやブーツを育てる上で避けては通れない点ではありますが、ポストマンも例に漏れず丈夫な革質で、初めは硬く感じます。

その分、耐久性が担保されていると解釈することもできるので仕方のないことはありますが、覚悟はしておいた方が良いと思います。

私は初めの一週間、毎日犬の散歩(30分 x 2)時にヒートテックソックスと履いて慣らしていきました。

一ヶ月経って、ようやく違和感なく履けているような気がします。

6. おわりに

いかがでしたでしょうか?

今回はレッドウィングの定番モデル「ポストマン#101」のご紹介でした。

ブーツ単体で見て「ダサい。。」と思ってしまった人にこそ、一度試着してもらいたいモデルです。

私もその状態から一気にこのモデルのファンになってしまいましたので、ぜひ一度手に取ってみてはいかがでしょうか。