ドイツ・ベルリンで電力・ガス会社と契約。2021年オススメのプロバイダは?

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ドイツ・ベルリンへ引越してきて、仮住まいのアパートからようやく新居への入居が決まりました。

ベルリンでの家探しはどの方も口を揃えて言うように、まあ大変な作業です。私自身も1ヶ月半かかりました。

ドイツでの家探しに関しては下記の記事を投稿していますので、興味のある方はこちらをご覧ください。

日本から家を探されている方はこちら

現地で長期的な家を探されている方はこちらの記事がオススメです。

新居へ引っ越すにあたり、これまでの短期滞在用のアパートと料金体系が異なっており、新たに自分で電気・ガス会社と契約する必要が出てきました。

今回は2021年1月現在、個人的に良さそうな感じで私も実際に契約した会社をご紹介します!

1. ドイツ賃貸アパートの必要経費について

まずは簡単にドイツでの住居で必要な支払いについて見ていきましょう。

様々なサイトで物件情報を探すことが可能ですが、しっかりと料金に何が含まれているのか把握しておかないと、後々契約を済ませた後に損することになってしまいます。

料金体系

ドイツでの家賃体系は下記のような呼ばれ方をします。

  • Kaltmiete(英:Cold Rent):部屋料金
  • Warmmiete(英:Warm Rent):部屋料金+暖房・水道料金(+その他の管理コスト)

※その他の管理コストとしてはゴミ収集などが代表的なサービスとなります。参考資料

Warmmiete」を家賃として毎月大家さんに支払うことになります。

日本では部屋自体の料金(+共益費)を負担するという考え方ですが、ドイツのアパートでは建物全体で予測した暖房・水道の使用量に応じて、その料金を含めた金額を家賃として支払うのが一般的です。

ドイツでは物件情報を探す際、必ず「Warmmiete」に何の料金が含まれているのか事前に確認しましょう。物件によっては電気・ガス・インターネットなど全て含まれていることもありますが、あまり一般的ではありません。

短期契約の場合、通常よりも家賃が高いのは電気・ガス・インターネット・家具など必要なものが全て含まれているからということも理由の一つになります。

私自身も短期滞在用のアパートの家賃には必要な物が全て含まれていたので、自分で電気・ガス・インターネットを契約する必要がありませんでした。

自ら契約しなければいけない費用

先ほども触れた通り、家賃に電気・ガス・インターネットが含まれないことが一般的で、これらは自身で契約する必要があります

1LDKで一般的なサイズ50-60㎡の電気・ガス代はこのくらいが平均的です。

  • 電気代(2500kWh):60-80ユーロ
  • ガス代(8000kWh):25-40ユーロ

もちろん、自身でどれほど使用するのかによって値段は上下します。

ドイツでは初めに自身で見積もった使用量をベースに毎月の支払いを行い、1年の終わりに実際の使用量と照らし合わせて過不足分の支払い・払い戻しが行われます。

※建物によってはガスがいらず、すべて電気といったこともあります。

私の場合は、物件の契約書に1ヶ月以内に電気・ガス会社との契約書コピーを提出するよう明記されていました。

2. 最安値を探すための方法

ドイツでは数えきれないほどの電気・ガスの供給会社が存在します。

そこで、私がオススメされた方法が日本の価格.comのような料金比較サイトを使用する方法でした。

有名どころだと「check24」や「verifox」などがあります。

確かに、一見すると様々な割引が適用されて月々の支払額少なくなっているように感じますが、これらのプランには気をつけるべき点が存在します。

私も初めはこれらのサイトで料金プランを探していましたが、最終的には直接会社のサイト経由で長期契約でないプランを契約することに決めました。

気になったポイントは下記の通りです。

  • 割引ボーナスの時期が遅いこと
  • 割引期間終了後の料金の高さ
  • 契約期間の長さ(1〜2年)と解約申し出期間の早さ

現金還元時期がバラバラ

まずは割引ボーナスの還元方法が様々で、現金で還元されると言っても実際に返金されるのが60日後であったり、半年後、一年後などバラバラなことが多いです。

普通に契約したまま過ごしていれば自然とキャッシュバックされるのですが、なんとなく頭に入れておかなければいけないのがストレスです。

2年目以降は割高

また月々の実質支払い金額はキャッシュバック還元が適用されることで安くなるのですが、ほとんどの場合1年で終了してしまいます。すると、翌年の値上がりすることになるのですが、その金額がそこまで安く感じませんでした。

ドイツでは数年ごとに契約する会社を変えることも珍しくないそうですが、私は面倒なのでできればその選択肢は除外しました。

解約申し出期間がかなり早い

数年ごとに会社を変更する場合も注意が必要で、ドイツでは解約申し出の期間がかなり早いです。会社によって様々なのですが、場合によっては3ヶ月前に通知しなければいけないこともあるそうで、長期契約を結ぶと変更も一苦労です。

ドイツでは引越しの際、新たな入居エリアで現在契約している会社がサービスを提供できなかったり、料金が上がったりする場合は解約できる法律があるようです。(※英語で書かれたブログから仕入れた情報で定かではありません

そのため外国人の場合、ドイツから離れる場合は特に長期契約でも心配する必要がないそうですが、私はこの情報が定かではないこと、出国直前にバタバタしたくなかったので長期契約を結ぶプランを選びませんでした。

3. オススメの会社

そこで、今回私が選んだのがこちらの会社です。

引用)公式サイトより
引用)公式サイトより
  • 電力会社:Stromee (2500kWh・約60ユーロ/月)
  • ガス会社:E wie einfach (8000kWh・約45ユーロ/月)

どちらの会社も長期契約ではなく、月ごとの契約プランを用意していた事が決め手です。

Stromeeに関しては再生可能エネルギーで電力を供給しており環境へ配慮されている点、月々の料金が同使用量で大手電力会社「Vattenfall」よりも安かったことも魅力的でした。

またE wie einfachに関しても同様に環境へ配慮されており、料金体系も一目でわかるところが良かったです。今なら格安でNetflixの購読も可能ですので、興味のある方はぜひ。

メーターリーディングは自身で行う

ドイツでは電力使用量、ガス使用量のメーターを自身で読んで供給会社へ伝えることが一般的です。逆に、自分から伝えないと入居日以前の記録から課金されたり、実際に供給会社の人が派遣されてしまうことになり、彼らの来訪を待つため長い間拘束されてしまいます。

Stromeeはメールで送信するだけ、E wie einfachはアプリまたはWebサイトから更新する事ができます。手紙で送り返さなければいけない会社もあるので、この点は手軽で非常に良い点だと思います。