購入レビュー!パタゴニアの名作。クラシック・レトロX・ベストのサイズ感、機能性は?
2021年もいよいよ年の瀬。年々1年があっという間に過ぎ去っていきます。。
ヨーロッパでの生活に慣れてきた一方、こちらでの冬の寒さにはまだまだ慣れません。
気温が0℃を下回る日も多く、アウトドアブランドの機能的な商品への興味が増すばかりです。
今回は満を辞して購入に至った、パタゴニアのロングセラー商品「レトロX 」のベストをご紹介します。
1. 購入に至った経緯
「レトロX」と聞くと真っ先に思い浮かぶのは、ジャケットタイプの「クラシック・レトロX・ジャケット」ではないでしょうか。
毎年人気の商品で発売と同時に品薄になることも珍しくありません。そんな状態ですので、実際に肌寒くなってきた頃には欲しい商品が完売していることがほとんどです。
今回、私が購入したのはその「レトロX」シリーズの機能面(防風フリース素材)を引き継いだ「クラシック・レトロX・ベスト」。
もともと「レトロX・ジャケット」に興味があった私なのですが、昨年試着した際、自分には全く似合わないことが発覚したため、購入を断念した経緯があります。
詳しくはこちらの記事に書いていますので、興味のある方はご覧ください。最終的にユニクロの防風フリースの出来が素晴らしかったので、そちらを購入しました。
ジャケットを購入したにも関わらず、なぜ再度このレトロXシリーズに注目したのか。
それは、ダウンジャケットの下に着るインナー防寒具が欲しかったためです。
もともと東京に住んでいたので、冬は10℃を少し下回るくらいの気温でしたが、現在住んでいる地域は暖かくて5℃に届くかどうか。基本的には0℃あたりの気温です。
家の中との気温差が激しいため、普段着にダウンジャケット一枚羽織っただけでは中々厳しい寒さですので、今回こちらの商品の購入に至りました。
2. 購入品紹介
私が購入したのは2021年秋冬の新作カラー「ベアーブラウン」です。
ベアーブラウンの配色は
- 深めのブラウン
- 発色の良いオレンジ
- 深めのネイビー(ファスナー部分と首元)
の3色構成です。
胸元にはアクセントカラーのポケットとロゴが設けられています。大きめのスマホや小さめの財布だったら収納できるサイズです。
素材はナイロンですので破ける心配はありませんが、あまり厚いものを入れていると不恰好かもしれません。
レトロX・ジャケットと比べると、少しだけ胸の高い位置にポケットが設置されているようです。
両サイドにポケットが設けられており、公式サイトではハンドウォーマーと記載がありますが、メッシュ地のため正直心許ないです。
何か物をしまっておくといっても、重いものだと破けてしまう可能性があるので、使い道がパッとしないポケットです。
裏地は防風機能と吸湿発散性、抗菌防臭加工されたポリエステル素材です。
私の思い違いかもしれませんが、レトロX・ジャケットよりも若干硬さが和らいだ素材感である気がします。
とはいえ、防風性はしっかりと感じられます。
3. サイズ感
実際に試着する機会がなかったので、サイズ選びは非常に難しかったです。
171cm・67kgの私はSサイズを選択しました。普段ユニクロではMサイズ、パタゴニアなどの海外サイズではSサイズを選ぶことが多いです。
コートやダウンジャケットのインナーとして着用をメインとした場合、このサイズ選びは正解だったといえます。
しかし、ベスト単体でアウターとして見た場合、ワンサイズアップで着用したほうがしっくりくるサイズ感です。
当たり前の話ですが、
- ベストの下に何を着るか
- ファスナーの開閉
によってフィット感は大きく変わってきます。
例えば、薄手のニットやロンTの上にこのベストを着る場合、Sサイズで全く問題ありません。
ファスナーを閉めてもタイトに感じることはなく、ジャストの着心地です。
一方、厚手のフーディパーカーの上に羽織り、ファスナーを閉めるとどうでしょう。
オーバーサイズめのパーカーの上に着ると窮屈に感じます。外から見てもサイズ感があっていません。パーカーが内側で折り重なってしまっています。
パーカーの上に着る前提かつ、このベストをアウターとして使うのであれば、ワンサイズアップがオススメです。
インナーとして使う分には、ベストが体に密着することで保温性高く着用できますし、全く風も通さないのでかなり暖かくなります。
ファッションとして楽しむのであれば、前を開けて下の画像のように着用するのが良いかなと思います。
4. 機能性・着用してみての感想
前述の通り、アウタージャケットのインナーとして購入しましたが、その用途としては完璧な役割を発揮しています。
これまでは無印良品のインナーダウンをダウンジャケットの下に着ることで極寒の気候に耐えてきましたが、購入以降はこればかり着てしまっています。
理由は
- 体の芯が暖かい方が良い
- 襟が高いことでマフラーいらず
- 袖がないことで余計な着膨れがなくなる
といったところです。
0℃を下回る日も珍しくないのですが、飼い犬の散歩で朝晩30~40分、外を歩き回っていてもほとんど寒さを感じることはありません。手や足などの先端が寒いだけで、胴体部分はしっかり保温できています。