購入レビュー!コスパが高いことで有名な革靴ブランドBerwick 1707・履き心地やサイズ感は?
革靴の値段はピンキリです。数千円で買えるものから10万円を越すような高級革靴まで存在します。革の質や製法、生産国、ブランドによって価格が様々で何が良いのか選ぶのは難しいと思います。
こちらの記事にたどり着いた方は既にご存知かと思いますが、今回紹介するBerwick 1707(バーウィック)はスペインの革靴ブランドで標準の価格帯が25,000~35,000円と革靴のなかでは中価格帯(または安価)な部類に入ります。
一般的な靴の相場から見ると高価な部類に入りますが、革靴界ではインドネシア創業の「JALAN SRIWIJAYA(ジャランスリワヤ)」などと並んでコスパの良いブラントとして注目を浴びています。
今回は実際に筆者が購入に至った経緯やフィッティングについてご紹介していきます。
1. 購入に至った経緯
長持ちする革靴が欲しかった
筆者の場合、探していたのは普段使いのウイングチップです。毎日仕事で履くわけではないので、じっくり自分で手入れをして育てながら10年単位で履ける靴を探していました。
革靴がダメになる理由のほとんどが、ソールの摩耗が激しいからです。反対に、革部分は手入れをすれば何年でも耐えられます。
そこで「ソール交換可能な製法で作られた靴」をポイントに色々と探しはじめまたところ辿り着いたのが「Berwick 1707」でした。
ソール交換可能な代表的製法「グッドイヤーウェルト製法」でありながら、2,3万円台で革靴を展開したブランドは他にほとんど見当たりません。それがコスパが高いと評判な理由でしょう。
実際に店舗へ行ってみた
ほぼ初めての革靴でサイズ感がわからなかったため、実際に南青山の店舗で実物を履いてみることにしました。
辺りには他の有名革靴ブランドも店舗を構えていましたが、それらと比べるとBerwickの店舗は店の雰囲気が明るく入りやすかった印象です。
購入を考えていた雰囲気に合致したウイングチップが置いてあったため、店員さんにフィッティングをしてもらいました。初めての経験で色々勉強になり、やってみてよかったと思います。むしろ、実際に履いていなかったらとんでもない間違いを犯すところでした。
簡単にまとめると下記のようなポイントです。
結果的に、自分が想定していたサイズよりも1cm以上小さいサイズがベストということでした。2種類試着して、自分が気に入った方のサイズがなかったことと、元々オンラインで買う予定でしたので店舗では購入しませんでした。
ただ、実際に履いてみて気に入ったので買うことはその場で決心することができました。
2. サイズ感
筆者の足のサイズ
筆者の足のサイズはZOZOMATで計測したところ、このような結果でした。
普段のスニーカーのサイズは下記の通りで、気持ち緩めに履いています。
購入したBerwickサイズ
実際に私が購入した靴はモデル名・3681の「UK6」サイズでした。本モデルのラストはHO 184で、Berwick 1707の定番の木型だそうです。(同ラストのその他モデル)
UK6は日本サイズで「24.5cm (~25.0cm)」にあたります。実際に購入したAmazonの表記では「24.5cm」でした。
実際にフィッティングしたのは25.0cmでしたが、店員さんに一つサイズを下げても良いかもしれないとアドバイスを頂いたので、それに従った形です。
実際のサイズ感と履き心地
実際に履いてみたサイズ感としては少しタイトでした。
革靴は「少しキツめでも時間が経てば足に馴染んでくるので問題ない」と聞いたことがあったので、こんなものかという感じでした。
また履き心地としては、購入直後の革靴はとにかく「硬い」です。
グッドイヤーウェルト製法自体が上革が厚い+ソール厚いことで全体的に硬いので丈夫な分、足馴染みに時間がかかります。
筆者も初めの数回はかかとの靴擦れが酷かったです。今は痛みに耐えた甲斐もあって徐々に馴染みが良く柔らかくなってきています。
3. 約半年経過
経年変化
購入してからおよそ半年、最近は外に出られない日々が続きほとんど革靴を履けていませんが、良い感じの風合いに育ってきています。
こちらのモデルはROISレザーという樹脂をコーティングしたレザーを使っているので、簡単な手入れで程よい光沢感が出ます。
手入れをして乾燥を防ぐことももちろん大事ですが、定期的に履いておかないと革が硬くなってしまうことも勉強になりました。
その他
普段は最低でも週に1~2回は履くようにしています。
普通に履いているとこんな感じでかかとが擦れた痕が残ったりもするので、定期的な靴磨きは必須ですね。頻度は革の様子をみて、少し汚れてきたなと思った時に手入れするようにしています。
ソールはラバーソールで雨の日も滑らず履くことができます。
筆者はO脚目ということもあり、ヒール部分外側に摩耗がみられます。