実機レビュー! Rakuten Mini 1ヶ月使ってみて感じたメリット・デメリット
およそ1ヶ月前の「無料サポーターブログラム」二次募集の開通開始ともに手に入れた「Rakuten Mini」。1ヶ月使ってみて感じたメリット・デメリットを正直にレビューしていきたいと思います。
開封時のレビューは別の記事としてあげていますので、そちらも合わせてご覧いただけると嬉しいです。
それでは早速レビューに入っていきましょう。
1. メリット・良かった点
サイズ感
まずは、サイズ感です。年々巨大化していくスマホの中で、3.6インチというサイズ感は異質です。購入直後にも感じたことですが、見た目はかなり小さく感じます。クレジットカードと比較すると幅は若干細く縦長です。
しかし実際に手にとって操作をすると、不自由を感じることもほとんどありません。むしろ画面内の情報が限定され、煩雑さがなく一目で必要な情報にたどり着けます。
こちらの端末でキーボード入力する機会は少なかったですが、日本語のフリック入力であればほとんど打ち間違えもなく入力できます。英語キーボードの場合、慣れるまで時間がかかるかもしれませんが、両手が塞がってタイピングするよりは片手で完結する分、ストレスは感じにくいかもしれません。
男性でも・女性でも一般的な手の大きさであれば、小さすぎることはないでしょう。女性であれば男性である筆者よりも、より操作性の高さを実感できるでしょう。
高機能Wifiルーターとして
次のメリットはWifiルーターとしての用途です。
「Rakuten Mobile」はテザリングが可能です。そのため、「Rakuten Mini」はWifiルーターとして使用可能です。今まで、Wifi環境外でのPC作業用にモバイルWifiルーターを携帯しているような方であれば、完全に置き換えることが可能です。
つい先日発表された楽天モバイル の新プラン「Rakuten UN-LIMIT」では1年間の無料期間が設けられることが発表されていますし、その後も月額2,980円でデータ通信無制限(都市圏に限る)ですので、この乗り換えも十分メリットを享受できるのではないでしょうか。
筆者の場合はサブ機として使用していたため、メインのスマホのバッテリーを心配することなくテザリングを続けることができました。
またメインデバイスのバッテリー切れが起こっても、Rakuten Miniをそのままスマホとして使用できる点も便利でした。
FeliCa対応(おサイフケータイ)
こちらはキャッシュレスが推進されている昨今、個人的に外せない必須の機能です。
「おサイフケータイ」の機能が搭載されているため、楽天EdyやWAON、nanaco、Suicaなど非接触IC系の決済が可能です。もちろん、近年主流のQRコード決済も可能ですので、キャッシュレスがメインの方にオススメです。
ただし、1点注意事項があります。
Suicaが複数デバイス間で同時に使用できない仕様となっているため、「メイン機:Felica搭載スマホ、サブ機:Felica搭載スマホ」とすると、Suicaだけは両方のデバイスで同時に使用できません。
USB-Cの電源
こちらは、当然と言えば当然のことですが、充電インターフェースがmicroUSBではありません。>USB-Cとですので、Macやスマホメイン機の充電器をそのまま流用できます。部屋のコードも1つで十分ですし、外出時も特に荷物が増えないのでありがたいです。
2. デメリット・悪かった点
バッテリー持ち
気になった点の1つ目はバッテリー持ちです。
公式サイトの仕様では「1,250mAh」と公表されています。私のメイン機の「Google Pixel 3a」のバッテリー容量が「3,000mAh」ですので、およそ半分以下です。
小型デバイスということで、消費電力もPixel 3aと比較すると小さいのかもしれませんが、それでも電池の減りは早く感じます。
「バッテリーセーブモード」にすることで、Macにおよそ2、3時間のテザリングを行ったところ、消費電力が「90% => 68%」と比較的緩やかな消費となったので、こちらのモードで運用することでテザリング用途であれば1日使用することも可能でしょう。
一日中スマホを触る方であれば、選択肢に入れない方が無難です。
アクセサリのチープさ
デメリット2点目は、アクセサリーの安っぽさです。
私は、Rakuten Mobile純正のガラスフィルムを購入しました。
装着に関しては開封レビューで紹介している通り、非常に綺麗に貼り付けることができる付属ツールが同梱されており、非常に好印象でした。
しかし、初落下でガラスフィルムにヒビが入ってしまいました。もちろんガラスフィルムなので割れることは当然なのですが、強度のあるフィルムであれば割れない高さからの落下でしたので、あまり質は良くないと言わざるを得ません。
値段もかなり抑えているため、耐久性は期待しない方が良いと思います。
割れたガラスフィルムを剥がすと、スクリーンは無事でしたので保護という役目は果たせていました。筆者は再購入せずにフィルムなしで今後使っていこうと思っています。
ホーム画面の壁紙
最後は搭載しているソフトウェアのバグです。
「Rakuten Mini」はホーム画面が通常のAndroidとは異なります。
このようにバブル上にアプリアイコンが配置されるよう、Androidをカスタマイズしているように見えます。しかし、このホーム画面による影響からか、ホーム画面の壁紙を変更することができません。
筆者はグーグル壁紙を使用しております。
ロック画面は他のデバイスと同様、壁紙を変更することができました。
しかし、ホーム画面に関しては設定を変更すると、白い背景が黒い背景へと変更されるだけでした。
今後OSのアップデートとともに、修正されることを期待します。現状、寂しいホーム画面となってしまうためデメリットとして上げました。
3. オススメできるユーザー層
以上で、メリット4点、デメリット3点を紹介していきました。
筆者自身、メインのデバイスとして使用するには断捨離するものが多すぎると感じたので、メイン機へ昇格することはありませんでした。
しかし、以下に挙げる2タイプに当てはまる方であれば、こちらの「Rakuten Mini」は非常にオススメできるオプションの1つです。
スマホ断捨離ミニマリスト型
まずは、こちらのデバイスをメイン機種として運用するパターンです。
必要十分な最低限の機能を備えているため、スマホとしての機能は十分に果たせています。スマホを長時間使わないことを心がけたり、カメラに多くを期待しないミニマルな使い方を好む方へオススメです。
カメラやバッテリー持ちなどを贅沢な部分だと割り切れる方は、非常に良いオプションではないでしょうか。
カフェぶらエンジニア・都市圏ノマドワーカー型
次に、サブ機としての運用するパターンです。
あくまで補助的な位置づけとしての使用であれば、メイン機種・スマホ一台運用の弱点を上手くカバーできるでしょう。
おサイフケータイなどの決済機能やテザリングによるWifiルーターとしての使い方は、筆者自身も実践してみましたが非常にオススメです。
特に、楽天系列の決済(楽天Edy, 楽天Pay)はiPhoneで使用することができないので、楽天・iPhoneユーザーのサブ機としても上手く機能するのではないでしょうか。