HHKB全機種徹底比較!目的に合わせて最適なモデルを選択しよう!!
2019年12月にHHKBの新モデル発表が行われました。大きな分類として3つの型「Classic」「HYBRID」「HYBRID Type-S」が発表されましたが、型番としては合計16もの異なる商品が登場しました。
HHKBシリーズにはProfessional版とLite版が存在しますが、今回はProfessional版である「Happy Hacking Keyboard Professional」に関する比較とします。
本記事では、それぞれどのような違いがあるのかまとめていますので、購入の際是非参考にしていただけると幸いです。
購入時の比較ポイント
まずは、簡単にどんな違いがあるのかそれぞれの要素を抑えておきましょう。HHKBの新ラインナップでは、以下5つのポイントが選択時の比較要素となります。
- 有線(USB-C) or 有線+無線(Bluetooth)
- 通常モデル or 静音・高速タイプモデル
- 日本語配列(矢印キーあり) or 英語US配列(矢印キーなし)
- ブラック(墨) or ホワイト(白)
- 刻印モデル or 無刻印モデル
機能面の違いが3点と、デザインの違いが2点挙げられます。
機能面
まずは機能面に関してですが、3つの観点があり、この違いが価格に大きく反映されています。
有線(USB-C) or 有線+無線(Bluetooth)
まずは、接続インターフェースの違いが挙げられます。
モデル名 | 有線(USB Type-C) | 無線(Bluetooth4.2) | 価格 |
---|---|---|---|
Classic | ○ | 約25,000円 | |
HYBRID | ○ | ○ | 約30,000円 |
HYBRID Type-S | ○ | ○ | 約35,000円 |
最も安価でUSB Type-Cの有線接続のみに対応したモデルが、「Classic」と呼ばれるモデルです。ワイヤレス機能がない分、2万円台と比較的安価な価格設定となっています。
常に決まった場所で使う場合や、配線が特に気にならない方、HHKBを初めて使ってみたいと考えている方にオススメの機種です。
一方、有線に加えBluetoothの無線接続も備えたモデルには「HYBRID」という名前が入っています。こちらは3万円以上の価格設定になっています。
通常モデル or 静音・高速タイプモデル
モデル名 | 通常モデル | 静音モデル | 価格 |
---|---|---|---|
Classic | ○ | 約25,000円 | |
HYBRID | ○ | 約30,000円 | |
HYBRID Type-S | ○ | 約35,000円 |
続いては、タイプ音とタイピングスピードに関する違いです。「Type-S」は「Silent(静音)」、「Speed(高速)」の2つの「S」を表しており、静かで高速タイピングを実現する最上級モデルとなっています。
通常モデルはキーストローク(キーの深さ)が「40mm」であるのに対し、「Type-S」では「38mm」となっています。たった2mmの違いですが、より底打ち感が軽減され、打鍵感がより心地良いモデルに仕上がっています。
両者をタイピングした際の音は、通常モデルが「コトコトコト」、Type-Sが「スコスコスコ」といった感じで、通常モデルの高音部分を削ぎ落としたのがType-Sです。両者に多少の違いがあるとはいえ、静電容量無接点方式のキーボードはメンブレンやメカニカルと比較すると、かなり静寂度の高い方式です。よりこだわりのある方はType-Sを選択すると良いでしょう。
日本語配列(矢印キーあり) or 英語US配列(矢印キーなし)
機能面に関して、最後はキー配列の違いです。
モデル名 | 日本語配列 (矢印キーあり) | 英語US配列 (矢印キーなし) | 価格 |
---|---|---|---|
Classic | ○ | 約25,000円 | |
HYBRID | ○ | ○ | 約30,000円 |
HYBRID Type-S | ○ | ○ | 約35,000円 |
大きなポイントは最安の有線モデル「Classic」に日本語配列モデルが用意されていない点です。
その他のモデルには日本語配列と英語配列が用意されていますが、両者にはHHKBに慣れるかどうか、大きな分かれ目となる「矢印キー」有無の違いがあります。
多くの一般的なユーザーは日本語配列を選択されると思いますので、矢印キーが無いことで困ることは無いと思いますが、一部エンジニアやキー配列がすっきりしていることが好みのユーザーはUS配列を選ぶ傾向にあります。
デザイン面
デザイン面に関しては2つポイントがあります。
ブラック(墨) or ホワイト(白)
カラーバリエーションは全モデル共通で2種類です。オールブラックの墨モデルと、どこか懐かしいクラシックな雰囲気を感じるホワイトの白モデルです。
好みの問題ですが、私はクラシックさを好み白モデルを購入しました。汚れが目立つ懸念がありましたが、特に垢の汚れや黄ばみが出てくることはなく、キレイな状態を保っています。
刻印モデル or 無刻印モデル
モデル名 | 刻印モデル | 無刻印モデル | 価格 |
---|---|---|---|
Classic | 墨・白 | 英語配列のみ(墨・白) | 約25,000円 |
HYBRID | 墨・白 | 英語配列のみ(墨・白) | 約30,000円 |
HYBRID Type-S | 墨・白 | 英語配列のみ(墨・白) | 約35,000円 |
無刻印シリーズはキーボードに印字されているはずの文字が全てありません。ブラインドタッチを習得した、ごく限られたユーザーだけが使いこなせるプロフェッショナルモデルです。
この無刻印シリーズは最安の有線モデル「Classic」には用意されておりません。また、英語配列限定の商品となっています。
まとめ
モデル一覧
モデル名 | 配列 | デザイン | Amazon・楽天 | 価格 |
---|---|---|---|---|
Classic (有線) | 英語 (矢印キーなし) | 白・刻印 | Amazon・楽天 | 約25,000円 |
英語 (矢印キーなし) | 墨・刻印 | Amazon・楽天 | 約25,000円 | |
英語 (矢印キーなし) | 白・無刻印 | Amazon・楽天 | 約25,000円 | |
英語 (矢印キーなし) | 墨・無刻印 | Amazon・楽天 | 約25,000円 | |
HYBRID (有線・無線) | 日本語 (矢印キーあり) | 白・刻印 | Amazon・楽天 | 約30,000円 |
日本語 (矢印キーあり) | 墨・刻印 | Amazon・楽天 | 約30,000円 | |
英語 (矢印キーなし) | 白・刻印 | Amazon・楽天 | 約30,000円 | |
英語 (矢印キーなし) | 墨・刻印 | Amazon・楽天 | 約30,000円 | |
英語 (矢印キーなし) | 白・無刻印 | Amazon・楽天 | 約30,000円 | |
英語 (矢印キーなし) | 墨・無刻印 | Amazon・楽天 | 約30,000円 | |
HYBRID Type-S (有線・無線) (静音・高速タイピング) | 日本語 (矢印キーあり) | 白・刻印 | Amazon・楽天 | 約35,000円 |
日本語 (矢印キーあり) | 墨・刻印 | Amazon・楽天 | 約35,000円 | |
英語 (矢印キーなし) | 白・刻印 | Amazon・楽天 | 約35,000円 | |
英語 (矢印キーなし) | 墨・刻印 | Amazon・楽天 | 約35,000円 | |
英語 (矢印キーなし) | 白・無刻印 | Amazon・楽天 | 約35,000円 | |
英語 (矢印キーなし) | 墨・無刻印 | Amazon・楽天 | 約35,000円 |