購入レビュー!ニューバランス990 V2復刻版モデルが履き心地・デザインともに最高。990 v5も試着した上で購入を決断。
若い頃はニューバランスの良さが全くわからなかった筆者もアラサーとなりました。
特にファッションに敏感でない筆者にとって、ニューバランスは「高価な割にデザインがそこまで魅力的でないブランド」というイメージでした。
単純にデザインよりも履き心地を追求したブランドという認識だったのです。
昔、「574」というニューバランスの中でも比較的お手頃なモデルを履いたことがありましたが、そこまで履き心地に感動したこともなかったので、特別その認識が変わることもありませんでした。(当時は詳しく各モデルのことを把握していなかったので、単純に見た目で574か996が良いなと思っていました。)
しかしアラサーとなった今、自由に使えるお金も増えてきて筆者自身の購買行動も少しずつ変わってきました。
「良いものをなるべく長く使う」
という視点でモノを選ぶようになってきたのです。
また、この年になってようやく、ニューバランスのなんとも言えない無骨さとポテっとした可愛らしさの絶妙なバランスに気付き、魅力を感じるようになってきました。(歳をとってきたから?)
そこで今回は、ニューバランス初心者目線で、今回購入した990をご紹介したいと思います。
1. フラッグシップモデル・990について
ニューバランスの中で最も有名なモデルが「99X」と呼ばれる990番台のフラッグシップモデルです。
名前の由来は「1000点満点で、990点。」からきています。
1982年の初代「990」からアップデートからアップデートを繰り返し、途中「991〜993」といったモデルを挟みながら、現在の最新モデル「990v5」(v:バージョン)まで発売されてきました。
もともとはランニングシューズとして開発されたこともあり、
- 足を包み込むホールド感
- 足馴染みの良いフィット感
- クッション性
といったように、履き心地がとことん追求されており、ニューバランスの最新のテクノロジーが投入されています。
ファッション的に長らく続く、スポーツミックスのトレンドも相まって、性別・年齢・シーンを超えて多くの人から長らく支持を得ているモデルです。
また「990」は、発売当初からアメリカの工場で職人の手を介した製法を採用しており、他の安価なモデルがアジアの工場に生産を移す中、一貫してMade in USAをつらぬき、品質にこだわり抜いています。
デザイン的な移り変わりとしては個人的に以下のように感じています。(こちらのNB公式サイトより)
- 80〜90年代:レトロなランニングシューズ(990、 990v2)
- 2000年代:レトロ感+ハイテク感(991、992、993)
- 2010年代:モダンかつスポーツ要素強め(990v3、990v4、990v5)
2. 購入品紹介
店舗で試着
実は店舗に足を運ぶ前まで、以下の理由から990の最新モデル「990 v5」のグレーを狙っていました。
- 単純に990の最新モデルであること
- ランニングシューズ要素とカジュアル要素の絶妙なバランスが自分の気分にマッチしていたこと
- 一度ニューバランスのグレーを履いてみたかったこと
しかし、残念ながらタイミング悪く在庫切れ。。。
買う気満々でやってきたので、そのまま引き下がることなく店内を色々眺めていたところ、こちらの「990GY2」なるモデルを発見しました。
見た目はレトロ感と程よいボリューム感があり、最近少し太めのデニムなどを履くようになってきた筆者に刺さるデザイン。
「GY2」ってなんだ??と思いながらも、気づいたら店員さんに試着のために声をかけてしまっていました。
待っている間にサクッと調べてみたところ、どうやら
1998年に発売された第2代990の「990 v2」の復刻モデルが2021年に再販されたモノらしい
ということがわかりました。「GY」は単純にグレーを表すコードだったようです。
そして実際に履いてみると、なんとも言えない軽い履き心地に感動してしまいました。
しっかりと足全体が包み込まれ心地よいフィット感があるとともに、実際に歩いてみると、足の裏全体で確実に地面を捉えられている感覚がありました。
これがニューバランスのフラッグシップモデルか。。。
デザインも今の自分の気分にあっており、履き心地も抜群。買わない理由がありません。
購入を即決してしまいました。
外観
では実際に細かく外観を見ていきましょう。
990 v5と比べるとソールが少し厚く甲高な印象です。
サイドの「N」ロゴは気持ち小さく、主張少なめなので、スポーツ感が和らぎ大人っぽい印象があります。
シュータンは「990」と大きな刺繍が施されています。引っ張り出して存在感を出すこともできますし、シューレース内にとどめて控えめにしておくことも可能。
アッパーはスエードとメッシュでできており、他のモデルと同じ仕様です。
このグレーのスエードがなんとも言えない上品な質感とカラーリングです。
この上品さがニューバランスを象徴するグレーで、大人に受け入れられるデザインなのだと思います。
ソールには高機能クッショニング素材「ABZORB(アブゾーブ)」を搭載しており、履き心地に絶妙な安定感を与えてくれます。
実際に履いてみた
実際に履いてみるとこんな感じ。
この日はシンプルに黒のパンツに合わせてみましたが、程よくボリューム感があって良い感じ。
冬は黒のパンツにに黒いコートとモノトーンになることが多いですが、そういった自分にも合わせやすい一足です。
別の日に少しワイドなワークデニムと合わせてみた感じがこちら。
ワイドなデニムにも負けないボリューム感が気に入っています。
ちなみにこのデニムはユニクロで今季発売されたデニムワークパンツです。
ワイドなパンツに全く興味のなかった私が実際に試着してみて、そのシルエットに感動して思わず買ってしまったアイテム。2990円でこのクオリティは反則ですよね。
カラー展開はこのほかにオフホワイトとネイビーがありますが、生地の質感が若干異なり一気に安っぽくなります。
もしこちらも気になる方は、ぜひこのブルーのデニムを手に取ってみてください。
3. サイズ感
今回、私は26.5cmを購入しました。ウィズはDです。
普段、スニーカーは26.0cmまたは26.5cmを選択することが多いです。
他のスニーカーの場合、以下のようなサイズ選びをしています。
スニーカー | サイズ | サイズ感 |
---|---|---|
ラルフサンプソン(PUMA) | 26.5 | ・ちょうど良い ・幅ぴったり ・爪先にゆとりあり |
スタンスミス (Adidas) | 26.0 | ・ちょうど良い ・脱げない程度のゆとり感 ・ワンサイズ落とすと小指が当たって窮屈 |
ALL STAR HI (CONVERSE) | 26.5 | ・ちょうど良い ・爪先にゆとりあり ・分厚い靴下を履くと窮屈 |
エアマックス1(NIKE) | 26.0 | ・ちょうど良い ・分厚い靴下を履くと窮屈 |
On Cloud | 26.0 | ・ちょうど良い |
今回購入した「990 v2」の26.5cmのサイズ感としては
- 横幅 = ジャスト
- 足長 = 親指の爪分ゆとり有
といったところです。今回特にお店で足の細かな採寸はしておらず、自分でサイズを選択しましたが、ベストなサイズだったと言えると思います。
足の長さだけでみると、少しだけゆとりがあるように感じますが、横幅がピッタリでフィット感が良いので、歩いても踵が変に浮いてしまうことはありません。
ニューバランスの日本公式サイトでみると「ウィズ:D」は日本人の平均サイズを標準とすると、「やや細身」にあたるようですので、足の幅が広い方は別のウィズを選択するかサイズアップした方がよいかもしれません。
4. 990 V5との比較
先ほど即決で購入したと話しましたが、実は店頭で「990 v5」のブラックも念の為試着していました。
なかなか最近外出する機会も多くないので、この機会を最大限生かそうと思い。
実際「990 v5」の履き心地、歩きやすさは抜群でした。
「990 v2」がアッパーのフィット感とソールの安定感で歩行がしっかりとサポートされているのに対し、「990 v5」はインソールのクッション性が強く、より柔らかい歩行を実現している印象でした。
正直、甲乙つけがたい比較で、長時間歩いてみないとどちらが自分に合っているかわからないと思います。
私もその場で何回か履き替えて比べてみましたが、どちらも素晴らしく歩きやすかったとしか言えません。
最終的にはグレーのシューズが欲しかったこと、「990 v2」のレトロ感が妙に刺さってしまったことから、今回はこちらを購入することにしました。
皆さんの中で、もし迷われている方がいれば実際に店頭で試着してみることをオススメします。