Fitbit Versa3購入レビュー！前モデルversa2やsenseとの比較に加え、ランニング時のGPS精度検証

先日発表され、ついに日本でも発売開始となった「Fitbit versa3」。個人的には小さなデバイスが好みのため着用予定はありませんが、知人が購入したので拝借してみました。

今回は簡単な機能紹介や同時期に発売された他デバイスとの違いなどに加え、実際にランニングに使用してみたので、使用感のレビューなどを紹介します。

基本紹介

まずは基本的な部分の紹介です。

外観

パッケージデザインが少し変更となったようです。バンドの色に合わせた配色の箱にパッケージされていました。

同梱されていたのは、以下の4点です。

外観は前モデルのversa2から大きな変化はありません。しかし一点だけ、側面についていたボタンが実ボタンが、Macなどのトラックパッドで採用されたような、触覚フィードバックのボタンへ変更となったようです。

価格

価格はイギリスのAmazonで購入し、199ポンド（2020/10/06日現在：約27,100円）でした。日本のAmazonでも確認したところ、同価格帯での販売となっていました。

機能

機能自体の詳細はFitbit公式サイトの機種比較ページが一番詳細に書かれているので、一読されることをオススメします。

こちらでは大まかにリストアップしておきます。

スマートウォッチというよりも活動量計としての立ち位置を意識しているように見えるFitbitですが、活動量計の機能を充実させながらもスマホ通知や決済など最低限の機能を備えています。

前モデルversa2との違い

前モデルversa2との違いについてご紹介します。私が把握している違いは以下の3点です。

個人的に一番のアップデートはGPSを搭載したことだと思います。

これまでのversaシリーズではランニング時にスマートフォンを同時に携帯しておかなければ、走ったルートの記録はできませんでした。

しかし、GPSを内臓したことにより、スマートフォンとの連携なしで走ったルートを記録してくれるようになりました。ランニングモードを開始時に自動的にGPS接続を行ってくれます。

GPS以外にも外観紹介でも触れた、ボタンの変更などマイナーな更新もあります。ボタンについては使用時に感じたことがありましたので後述します。

新登場フラッグシップsenseとの違い

次に、同日に発表されたFitbitの最新フラッグシップモデル「Fitbit sense」との違いについても簡単に触れていきます。

主な違いは以下の2点です。

今回の目玉はずばり皮膚温センサーを搭載したことだと思います。

皮膚の電気活動を記録することでストレス状態を把握することができたり、皮膚温を定期的に記録することで自身の体調の傾向を把握したりすることができるようです。また、心拍数に異常があると通知してくれる機能も追加されています。

個人的に試したことがないので、精度や有用性について把握しかねる部分が多いですが、よほど自分の体調について意識している方以外は特に大きな違いはないのかなと感じてしまいました。

使用感レビュー

最後に実際に使用した感想やレビューをご紹介します。

GPS精度良し

まずはGPS精度についてです。

今回はベルリン市内をランニングした際の記録を例にしてます。走っている道中、工事の影響で予定していた通りのルートで走ることができませんでしたが、その辺りのルート変更も詳細に記録してくれています。

単純な走行ルートマップだけでなく、心拍数の増減（左画像）や走行ペースの推移（右画像）なども走行ルートに照らし合わせて表示してくれます。市街は信号が多いので心拍数やペースにムラが出てしまうことも、今回の計測でよくわかりました。

その他の計測

マップベースの記録以外にも、ラップタイムや心拍数などの分析結果を下図のように表示してくれます。

バッテリー持ちも良好

続いてバッテリー持ちについてです。公式サイトでは「6日間以上のバッテリーライフ」と記されています。

実際に使用したところ、丸々6日間と半日使用後（1回だけGPSでエクササイズ計測）、残容量は12%でした。おおよそ公称のバッテリー持ちは正しいと言えると思います。

ボタンが押しづらい

正直な感想ですが、実ボタンから変更されたボタンは押しづらかったです。

ランニング時に信号のため一時停止を行いたかったのですが、ボタンの反応が悪く中々思うようにON/OFFの切り替えができませんでした。

運動時の計測が上手くいかないと中々ストレスが溜まってしまいます。慣れの問題かもしれませんが、現状では実ボタンの方が使いやすかったなと感じています。