エンジニア海外就職・転職のためのオススメサイト10選

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日本国内で転職活動を行う場合、真っ先に頭に浮かぶことは転職エージェントへ登録して情報を集めていき、良さそうな案件があれば話を聞いてみるという手段だと思います。

しかし、海外のIT企業へ就職・転職を行う場合、同様の方法で転職活動を進めることは稀です。

転職エージェントという形態ではなく、単純な求人サイトであることが一般的です。

特にエンジニアポジションの場合、殆どの企業が自社のシステムを運営しており、しっかりと採用のための仕組みをWeb上に構築しているため、企業名さえ認知してもらえれば自ずと自社の採用プラットフォームへ応募がくるのです。

「エンジニア」という職業柄、どの企業も自国民を優先して採用することはなく、より優秀な人材を世界から集める戦略をとっています。英語でコミュニケーションが取れれば、どの国の出身でも問題なく、技術力の高さが重要だと認識されているからです。また、エンジニアはその専門性の高さから、各国揃って高度人材としてビザを用意するほど人材の獲得に必死なのです。

1. グローバル求人サイト

まずは、グローバルな単位で求人を探している方に向けたサイトの紹介です。

移住先に悩んでいたり、ざっくりと求人を見てみたい方にオススメです。また外国人として転職を行う場合、最も重要な項目が「ビザのサポート」です。企業側がビザをスポンサーしなければ、日本人が海外で働くことはできません。※EU加盟諸国の求人は、EU圏内各国からの往来が自由ですので、EU圏内在住者向けの求人が殆どです。

Indeed

まずは、リクルートホールディングスの所有する求人情報専門の検索エンジンとして知られるIndeedです。各企業のWebサイトをクローリングし求人情報を集めています。

ref) https://www.indeed.com/jobs

トップページからポジション名「Software Engineer」+都市名「San Francisco, CA」で簡単に求人情報を検索できます。

世界で一番訪問者数の多い求人サイトとして知られているため、情報量も桁違いに多いです。手取り早く現地の企業名リストを作成したい場合、こちらのサイトを利用すると効率的です。

StackOverflow

続いてStackOverflowです。

ref) https://stackoverflow.com/jobs

こちらは技術的な質問の投稿サイトとして知られており、エンジニアであれば一度は助けられた経験があるでしょう。

あまり知られていないのですが、実はこちらのサイトにも求人が掲載されています。

個人的に気に入っていたのは、このページビザをサポートしている企業で検索をかけることができるのです。重要なことなので、何度の触れますが外国人として働くためにはビザが全てです。この要件を満たさないと書類選考をパスできませんので、応募前に必ず確認しておきましょう。

2. ローカル求人サイト

グローバルな求人サイトではある程度の規模や知名度のある企業は簡単に探すことができますが、ITスタートアップ企業は各都市、無数にあります。

続いてはそれらの求人情報へリーチするのにオススメなサイトを紹介します。

built in SF

こちらのサイトではサンフランシスコのスタートアップ企業の求人情報を掲載しています。

アメリカのIT企業といえばサンフランシスコ・シリコンバレーです。そのほかにも西海岸であればシアトル、東海岸であればニューヨークボストンが代表的な地域として挙げられます。これらの地域に関しても同様のサイトが見つかるかもしれません。

ref) https://www.builtinsf.com/jobs/dev-engineering

WorkInStartups

続いて、ヨーロッパで最もテック系企業が賑わっているエリアはロンドンでしょう。

ロンドンでも同様にスタートアップにフォーカスした求人サイトが存在します。こちらWork in Startupsです。

ref) https://workinstartups.com/

BerlinStartupJobs

ヨーロッパでロンドンの次にIT業界が盛んなのがベルリンです。ベルリンではBerlinStartupJobsが現地のスタートアップの職探しにオススメです。

ref) https://berlinstartupjobs.com/

ベルリンは英語圏では比較的英語が通じやすいこと、IT企業内のコミュニケーションは英語であることが理由で、世界中からエンジニアが集まるエリアです。

Startup Job Asia

アメリカや欧州でのビザ取得ハードルに比べて、比較的容易なアジア圏も転職先の一つです。

スタートアップで盛り上がっている国一つがシンガポールですが、国内で人材確保が難しいためIT企業のエンジニアはほとんどが外国人です。実際に私の同期もシンガポールの企業へ転職しました。

シンガポール以外にも東南アジアエリアでの企業探しができるサイトです。

ref) https://startupjobs.asia/

3. 逆求人サイト

続いては単純な求人とは別に、「逆求人」式のサイトをご紹介します。

逆求人とは転職者本人が自身のスキルや経験をサイトに登録しておき、企業側が興味を示した候補者に対して採用プロセスへの招待を行う仕組みのことです。

単純な求人サイトと異なる点は、候補者が書類を作成し企業がフィルタリングする手間が省けることです。企業側に興味を持たれて選考に進むので、実質、応募・書類選考のステップが省かれた形になります。

欠点としては企業からのアクションが必要であり、候補者側に待ちの状態が発生してしまうことです。

AngelList

まずはスタートアップ企業など中小規模の求人が多い求人・逆求人サイトと知られるAngelList

ref) https://angel.co/jobs

エンジェル投資家のためのサイトということもあり、世界中のスタートアップの情報が掲載されています。

エリアを選択すると各地の求人情報を参照することができます。興味がある企業があれば、AngelListサイト経由で応募することも可能です。

登録時に詳細なスキルセットや経歴記入することができ、企業側からもマッチした人材に対してアプローチすることができるのです。(逆求人)

興味をもたれたらそのまま選考に進むことができるため、登録をオススメします。

Honeypot

続いてHoneypotです。

ref) https://www.honeypot.io/en/

ドイツの会社が運営するサイトで、こちらは完全な逆求人の仕組みを提供するサービスです。

まず初めに自身の詳細な経歴(各言語の経験、技術スタック、有効なVISAの保持状況など)を登録し、3週間限定で企業からのアプローチを待つという独特な仕組みです。もしも、オファーに至らなければ将来的に再掲載することも可能です。

実際に私も登録しましたが、全く連絡がなく3週間が過ぎてしまいました。。理由として考えられるのは以下のようなところです。

  • コロナ期間で採用が活発でないから
  • 有効なビザを保持していないから(初回登録時にサポートの方から確認が入りました)
  • スキルが魅力的でないから

いずれにしても、今回の転職活動ではオファーに至らなかったので、次の機会(EU労働ビザ保持状態)に再挑戦してみたいと思います。

LinkedIn

海外での就職のための必須ツールといえば、こちらLinkedInです。

ref) https://www.linkedin.com/

日本ではそれほどメジャーではありませんが、海外では応募フォームにほとんどの場合LinkedInのURL添付欄が設けられています。

このサイトをご覧の方はすでにご存知だと思いますが、Facebookがプライベート用だとするとLinkedInはプロフェッショナル用のSNSです。

海外の採用プロセスにおいては、身元確認用に使用されている印象です。特に外国人の採用の場合、所属組織がどういったものなのか現職組織の同僚とのコネクションの有無などの確認が取れれば、ある程度の信用になります。

また個人的には殆ど使用したことはありませんが、転職エージェントからリクルーティングの案内があったりもするので、転職が少しでも頭にある方はアカウントを作成することをオススメします。

4. 企業評価

実際に募集要項を確認した際に、どういった企業なのか候補者が調べるためにはいくつか方法があると思います。

一つは企業サイトで、どういったビジネスを展開しているのか、自分の希望にあっているのか確認する方法です。もう一つの手段は、実際に働いている人の声を聞くことでしょう。

glassdoor

このglassdoorは私自身もよく使いました。

ref) https://www.glassdoor.co.uk/Job/london-software-engineer-jobs-SRCH_IL.0,6_IC2671300_KO7,24.htm

企業の採用に関わる疑問のほとんどを解決してくれる便利サイトです。

実際の従業員からの企業の評価給与採用プロセスに関することも載っています。

このサイトを通して各地域での給与の相場現地での評判も把握できるので、気になる企業があったら、こちらのサイトで調べることをオススメします。