フィリピン・セブ島語学留学する前に知っておくべき10のこと
こんにちはDUです。
今回はセブ島留学を考えている方へ向けての記事です。
私は2013年にセブ島へ1ヶ月語学留学しておりました。その経験を元に話を進めていきます。
学校の違いや時間の経過によって多少の誤差はありますが、この記事から少しでもイメージを膨らませていただければと思います。
では早速本題へ移りましょう。
セブ島留学・英語編
1. 1ヶ月で英語はペラペラにならない
これは最低限覚悟の上で留学した方がいいと思います。ペラペラの基準は主観ですので、各自がどの程度満足するかにもよりますが。
私が留学をオススメするのは英語の基本(大学受験レベルの文法や読解)がすでに身についている方たちです。
英語の基礎が全然ない人に限って1ヶ月でペラペラにと夢見がちですが、1ヶ月なんてあっという間です。文法や単語を覚えるための時間ではありません。ひたすら聴いたことを理解して、自分の知っている単語や表現、先生の使っている表現を組み合わせて回答する反復練習の期間です。
要は頭で理解していることを瞬時にアウトプットすることができれば、英語は話せるわけです。理解していないことを発することはできないので、最低限のレベルに到達していないと1ヶ月で話すのはなかなか厳しいです。
2. 留学後のTOEICスコアは気にしない
よく巷では「留学後平均XXX点スコアがアップした」などの宣伝文句を目にしますが、あまり気にしないほうがいいかもしれません。根拠も明示されていないことがほとんどですしね。
そもそも留学までして獲得したいスキルは何なのか考えましょう。「英会話」ができるようになることだと思います。「英会話」は聴いて話す力です。脳内で言語処理が完結するペーパーテストのスキルとは異なりますので、あまりスコアのことは気に留めない方がいいでしょう。
私の経験では会話でのリスニング力に問題がなければ、TOEICレベルのリスニング・リーディングで困ることはないと思います。なぜなら、会話を理解出来ている時点で英語の処理スピードは格段に伸びているからです。
スコアは目標として設定しやすいですが、留学の第一目標としてしまうには勿体無い気がします。
セブ島留学・学校編
3. 学校選びは慎重に
2019年現在、語学留学人気から様々な学校が乱立していることもあり、色々と迷っていることでしょう。口コミを重視する方も多いと思いますが、今の時代、レビューはお金で買えてしまいます。また、エージェントを簡単に信用することもやめましょう。
個人的に重要だと思うのは、その学校が何年くらい続いているのかです。私の在籍していた学校は私が卒業してから程なく、倒産したようです。当時から財政周りで色々と悪い話を学校で働くインターンの学生から聞いていました。なかなか経営は難しいようですので、歴史は一定の基準になるのではないでしょうか。
最も確実な方法はみなさんもご存知の通り、実際に在籍していた学生に直接話を聞くことでしょう。現地で体験した学生の話が一番の保証です。安いとはいえ、ある程度の投資をするので学校選びは慎重に進めていただきたいところです。
4. 先生は経験豊富なプロから学生まで
これは完全に運だと思います。可能であれば先生の指名が可能な学校を選べると良いでしょう。
私の学校では最初に簡単な面接を英語で行い、レベル判定を受けました。このレベルによってカリキュラムが作成され、各授業の先生が割り振られたようです。
その際、少しレベルの高い学生には良い先生がついていたように感じます。当時、ほとんど話すことのできなかった私には若い学生の先生がつきました。
しかし、若いからといって先生として良くないということでもないと思います。マンツーマン授業ですと、接する時間が長いので(1日に2コマ同じ先生の日もありました)自分が居心地の良い先生を選ぶといいと思います。
注意すべきことは、先生の中にはものすごくアクセントの強い方もいることです。その場合、単語レベルで発音してもらいましょう。
もし、それでも分からなければ理解する時間ももったいないですし、先生を替えてもらいましょう。まずは先生の英語が聞き取れることが成長の大前提です。
5. つるむ仲間を考えよう
学生には様々なタイプがいます。ストイックに英語のみにコミットする者もいれば、夜な夜なクラブにくり出す者もいます。自分でしっかりバランスをとりましょう。
極論を言ってしまうと、短期間の仲間です。帰国後は顔を合わすこともないでしょう。無理して周りに合わせることはせず、また、断るのを恐れずに自分の目的達成の為に時間を使いましょう。
6. 3食付きはありがたいが、飽きる
私の学校では1日3食が付いていました。ものすごく有り難いのですが、すぐに飽きます。韓国人と日本人が半々の学校でしたので、両国の料理が提供されていましたが、どちらも全く別物でした(笑)
日本人は食事が合わないことが多いかもしれません。そして、一度は皆お腹を壊すと思います。私は現地1ヶ月で2、3キロ落ちたと思います。
学校の料理に飽きたら、現地のオススメを聞いて屋台などに行ってみるのも良いでしょう。
私が最も印象に残っている現地フードは「バロット」です。孵化直前のアヒルの卵で見た目は結構グロテスクですので、ググる方は覚悟しておいてください。
当時は若く好奇心があったのと、現地の友人と一緒であった手前断れなかったという理由で何とか食べられましたが、今は絶対に手を出さないと思います。(ちなみに、味は悪くないです。)
セブ島留学・生活編
東南アジアに旅行したことがある方は、同じような認識で問題ないと思います。
7. トイレに紙は流せない
トイレにトイレットペーパーは入れられません。便器横のゴミ箱に捨てていきます。ほとんどの学校に泊まり込みでハウスキーパーさんがおり、彼らが授業中に片付けてくれます。
ウォシュレットは簡易シャワーが備え付けてあったりもしますが、日本のようなウォシュレットを期待してはいけません。
8. 部屋にネズミやゴキブリがでる
私の部屋には一度Gが出没しました。東南アジアのGは日本と比較にならないほど大きいです。さすがにびっくりしましたが、同期の学生の部屋にはネズミがいるようでした。夜中になるとベッドの足が噛まれていたそうです。
部屋に出るだけではなく、路肩の排水溝あたりにも当然のように現れます。そのあたりの耐性のない方はあまりオススメしません。
9. 誘惑がいっぱい
リゾート地ということもあり、さまざまな誘惑がいっぱいあります。クラブ・カジノ・リゾートビーチ・観光スポット・ショッピング etc...
もちろん、たまに息抜きを挟むことも大事ですが、ハマってしまう誘惑がたくさんありますので、週に1回などルールを設けて遊ぶなどコントロールしましょう。
学校が週末にアクティビティなどを用意してくれていたりしますので、自分でコントロールする自信のない方は遊びも学校に合わせてしまうのもいいかもしれません。
個人的におすすめは、先生との友人関係を深めることです。私は授業が終わった後も、先生とその友人など現地人との交流を大事にしました。
一度、現地の住宅にお邪魔したことがありますが、現地の生活を体験できたすごく良い経験となりました。
10. 治安は日本に比べると断然悪い
セブ島にリゾートのイメージを持っている方は多いと思いますが、リゾートエリアも一歩外に出ればスラム街です。また、学校は必ずしもリゾートエリアにあるわけではなく市内にある可能性もあります。
市内の場合、最も危険なのはストリートチルドレンです。彼らは可愛い顔をして一番のダメージを与えてきます。
私の知人は初日にiPhoneとパスポートをスられました。集団で一人を取り囲み、一方が気を引いている間に盗るのです。気をつけましょう。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
私も行く前の想像と変わらなかった部分、大きく違った部分がありました。みなさんに少しでも新しい発見があれば幸いです。
また、こちらの記事も留学するに至った経緯や現在のキャリアに至るところを書いていますので、よろしければ目を通してみてください。