フィリピン留学1ヶ月でTOEICスコアが160点上昇!大学生当時の留学を振り返ってみた
大学2年生の冬、初めて受けたTOEICの点数がこちら。。「515点」
どうでしょうか?もしかすると、この記事を読んでいる方には低すぎる点数かもしれません笑
そこから遡ること2年、センター試験の英語は「180点」でした。それなのに、TOEICはこのありさまです。
理系学生だった私はとにかく英語の授業が嫌いでした。週に1,2回だけの授業でさえ、身が入らず英語を勉強するモチベーションが全くなかったため、どんどん英語から遠ざかってしまい、気づけばほとんど「聴けない・読めない」状態になってしまいました。
そんなこんなで、就職活動時期になると周りからは「TOEIC700点だった」など、私の中ではにわかに信じがたい声が聞こえてくるようになり、焦っていたことが懐かしいです。
やっと自分の英語力にも自信がついたので、これから少しずつ、どの様なマインドセットで英語を学んでいったのか、その過程でどのような結果が伴ってきたのか公開していこうと思います。
今回は私自身初めての留学経験だった、2013年のフィリピン・セブ島留学1ヶ月をどの様に過ごしたのか、前後のTOEICのスコアとともに振り返ってみたいと思います!
1. 結局留学後に何点上がったの?
一番こちらが気になるところかと思いますが、タイトルにもある通り上昇したスコアは「160」です。
セブ島留学での1ヶ月で「515」→「675」となりました。
色々な体験談が公開されていますが、私よりもスコアの伸びが大きい人は山ほどいることは承知しています。しかし私自身、英語が大してできない頃からあくまでTOEICスコアは英語力の1つの目安に過ぎないと捉えていました。
念を押しておきたいことは、あくまで留学の目的はTOEICのスコアを上げるためではなかったことです。
2. フィリピンでの時間をどのように過ごすべきか
フィリピンへの留学をお考えの方は、短期での留学を検討されている方がほとんどでしょう。1ヶ月や2ヶ月が過ぎるのはあっという間です。
いくら費用が比較的安いからといっても、やはりお金をかけるからには費用に見合った経験をしなければ損でしょう。
私が一番考えていたのは、とにかく現地の人が話す英語に触れることです。
語学学校にもよりますが、ほとんどの場所が日本や韓国出身の学生で溢れているでしょう。(2013年当時はそのような状況でした)留学生同士で英語でコミュニケーションすることはほとんど意味がありません。
せっかくマンツーマンの英語レッスンを一日中受けて作った「英語脳」を崩さない様にしましょう。何度も言いますが、1ヶ月はあっという間です。
私の学校は、比較的先生の年齢層が若く(アルバイトが多かった)、すぐに友人関係になることができたため、週末も一緒に遊んだりしていました。
この点も学校選びの1つのポイントでしょう。プロフェッショナルタイプの先生に教えてもらうのか、カジュアルな距離感でコミュニケーションを重視した先生に教えてもらうのか。
3. 短期間で伸びるのは「リスニング」!
フィリピン留学を考えている方にありがちな考えは、「少しでも英語が話せる様になりたい!」ということではないでしょうか?
私も全く同じ考えでした。当然ですよね、そのための留学ですので。。
しかし、現実はそう上手くいきません。というよりも、英語が上達する過程においてそれは自然な流れなのだと思います。
つまり、私のようにほとんど外国人と交流がなく、英語に触れたことのない人間が現地に行って、いきなりコミュニケーションが取れるようにはなるはずがないのです。
まず第一の壁は、先生の言ったことを理解することです。
これが最大のポイントだと思います。英語に慣れていない状態で話しかけられても、頭の中で解釈が追いつきません。それは目で見る英語「リーディング」とは違います。何度も同じ文章を読んで理解することはできても、一回聴いたことを理解することは一気に難易度が上がります。
いかに高速で脳内処理することができるのか =「リスニング」能力
難易度は高いのですが、英語の基礎力がついている人にとっては、「いかに早く慣れることができるか」が鍵になります。そのために、現地の人とたくさん時間を過ごして、このリスニング力を鍛えることが次へのステップとなります。
4. TOEICはリスニング力がつけば勝手にスコアが上がる
TOEICの鍵は何と言っても問題を解くスピードではないでしょうか。
その点は、留学が充実していれば否が応でも鍛えられています。それは「リスニング」力が向上しているからです。
リスニングの肝は何と言っても「素早く脳内処理すること」ですので、リスニング力が上がっていると、一回読んだだけで理解できる文章が増えているはずです。リーディングも結局、見たものを頭の中でサイレント再生することですので、本質的には同じことです。
その状態であれば、留学前の自分と比較した時に解ける量が劇的に変わってくるでしょう。
TOEIC自体はビジネスレベル英語と言われていますが、所詮、言語能力試験です。問題の難易度は大したことありません。考える時間を確保できれば、高確率で正答を得られる試験ですので、解くスピードが上がればスコアも上がってくるのです。
5. おわりに
いかがでしたでしょうか?今回は、私自身のフィリピン留学を振り返った時に、特別なTOEIC試験対策をしていなかったのに、なぜスコアが上がったのか考えてみました。
留学中は特別な勉強はしていませんでしたが、必ず授業前の予習(ある程度話せるネタを日本語でも考えておく)と単語の勉強は欠かしませんでした。単語はスピーキング時に、自分のアクティブワード(自分がよく使う英語表現)を広げる意味で常に勉強していました。