モデルナ社製ワクチンの副反応は?20代後半男性のワクチン接種2回の体験談!
新型コロナウイルスのワクチン接種が着実に進んでいますが、同時に多くの方がファイザー社製やモデルナ社製といったワクチンの種類や副反応について気になっているかと思います。
厚生労働省のサイトによると、2021年2月17日から2022年2月までの間、医療従事者や高齢者、基礎疾患をお持ちの方など優先順位を設けて順次ワクチン接種が進められていくようです。そのほかにも企業や大学など職域単位での接種も取り入れ、加速化を図っています。
私の住むドイツは5月時点で、欧州の中では比較的遅めの接種計画が発表されていましたが、7月末となった現在では予定よりも前倒して進められています。
余剰分も十分に確保できているようで、大規模接種会場では平日決められた時間帯であれば、予約なしでワクチン接種が可能となりました。
今回は私自身、6月末に1回目の接種、4週間後の7月末に2回目の接種が完了しましたので、その時の副反応の様子を体験談ベースでお話ししていきたいと思います。
1. 筆者のプロファイルとワクチン種類
まずは簡単に筆者の状況についてご紹介します。
私は今年30歳になるアラサーの男性です。体型は身長172cmの66kgの中肉中背。平熱は36.5℃。
ここ数年は風邪やインフルエンザといった病気で体調を崩すこともなく、特に現時点で健康に大きな問題はありません。週2回はランニングをしたりと適度に運動もしており、一般的な健康体の持ち主だと思います。
今回はモデルナ社製のメッセンジャーRNA(mRNA)ワクチンを選択しました。
(詳しくは厚生労働省の公式サイトへ)
6月末に1回目の接種、29日後の7月末に2回目の接種を行いました。
厚生労働省の公式サイトでは以下のような接種間隔が推奨されています。
- 1回目の接種後、通常、4週間の間隔で2回目の接種を受けてください。
(接種後4週間を超えた場合は、できるだけ速やかに2回目の接種を受けてください。 ) - 1回目に本ワクチンを接種した場合は、2回目も必ず本ワクチンの接種を受けてください。
2. 1回目接種後の副反応
当日
ドイツ・ベルリンの大規模接種会場の一とつは空港の跡地が利用されていました。
かなりの数のガイドさん達がいる入り口を通り抜け
各種手続きを済ませると、ワクチン接種のための特別仕様車が止まったエリアへ通され、ここで順番待ちです。
1回目のワクチン接種は午後3:00ごろに完了。
ドクターには筋肉注射(インフルエンザの予防接種は皮下注射)であること、腕に痛みが出たり、熱が出たりといった副反応の可能性を伝えられました。
接種直後は過度なショック反応が起こりうるため、待機場所で15分ほど安静にしてから帰宅です。
接種当日は針の刺さった箇所に若干の違和感がある(?)程度の感覚で、特に痛みも出ませんでした。
睡眠も途中で目が覚めることはなく、好調な滑り出しです。
翌日
翌日目が覚めると事前に言われていた通り、腕に痛みが出てきました。
表現が難しいですが、筋肉痛で腕が上がらない状態と似ていたように思います。
とはいえ、特に体調は変わらずピンピンしていたので、そのまま自宅でリモートワーク開始です。
「なんだ、自分は副反応出ないタイプか。。」と高を括っていた午後3:00ごろ(ちょうど摂取から24時間経過ごろ)、体が火照っているような感じがしました。
久しく風邪など引いていなかったのでよくわからない感覚でしたが、体温を測ってみると「37.5℃」です。この時に悪寒や倦怠感といった症状は見られませんでした。
数字上はそこまで高い熱ではありませんでしたが、体が熱く感じ、腕の痛みも出ていたので、痛み止めのイブプロフェンを飲んで安静にすることに。
すると1時間ほどで、熱も下がり腕の痛みも楽になりました。
このまま夜まで待てば症状も治まるかなと思っていましたが、薬の効果が切れてきた頃に、また体温が元に戻ってしまいました。
結局この日はもう一度イブプロフェンを飲んで、そのまま就寝。腕の痛みが強く、そちら側を向いて眠ることはできませんでした。。。
翌日の回復を待ちます。
翌々日
接種から2日後。
目が覚めると、腕の痛みは前日よりもかなり和らいでいました。触ると違和感がある程度です。
体温を測ってみると、「37.1℃」とまだ微熱がある状態。
しかし、そこまで不調を感じるほどでもなかったので、薬を飲んでそのまま普通に過ごせていました。
お昼過ぎには体温も元に戻り、そのまま普段通りに戻っていった形です。
3. 2回目接種後の副反応
続いて、29日後に受けた2回目の接種後の反応を見ていきましょう。
1回目で微熱が出るという反応があり、2回目もある程度覚悟していたので、仕事も事前に休みをとっていました。
世間一般的にも、多くの方が2回目の方がより強い副反応が出ているようです。
当日
当日は、午後4:00頃にワクチン接種を行いました。
私の知人(30代前半・女性)は当日、既に腕の痛みを感じていたようですが、私は特に痛みも熱もなくそのまま就寝。
寝つきも良くスッと睡眠に入ることができたのですが、夜中に2度目が覚めてしまいました。喉が渇いていたので、水を飲んでまた眠りにつくことに。
翌日
朝起きると、すでに少し体が火照っているようでした。
1回目は接種から24時間後に微熱が出ていたので、それに比べるとかなり早い副反応の症状です。
朝10時ごろになると、体温は「37.8℃」と割と高め。久しぶりに風邪を引いた感覚を思い出しました。
腕の痛みは1回目の接種後と同じ程度で、腕を上げるのが辛い。
朝の時点では体温の割に辛さはなかったので、特に薬を飲まずそのまま安静にしていました。
しかし、お昼頃になってくると次第に寒気がするようになり、そのままベッドで毛布にくるまっていました。
倦怠感と悪寒、関節、腕が痛かったこともあり、ここで1回目と同様にイブプロフェンを服用し様子を見ることに。
夕方、午後4時ごろに少し体が楽になったところで、もう一度検温すると
「37.1℃」
だいぶ熱も下がっていました。
このまま回復へ向かって欲しかったところですが、薬の効果が切れたのか、再び体温が上昇することに。
午後7時ごろに再度検温をしてみると
今度は「38.1℃」とついに38℃オーバー。
自分の体がかなり熱くなっているのを感じ、腕や足など節々が痛くなってきました。
日本から持参した熱さまシートを貼って過ごそうと思いましたが、全く楽にならなかったため、氷嚢を使って体温を下げることに。
同時に、イブプロフェンを服用して熱が下がることを期待していました。
しかし、今回はなかなか薬が効いている感覚がない。。
じっとしていると倦怠感や悪寒のことばかり感じてしまうので、この日はYoutubeや雑談をして気を紛らわせながら過ごしていました。
そのまま就寝しましたが、幸い夜中に目が覚めることもなくやり過ごすことができました。
翌々日
ワクチン接種から2日後。朝起きると昨日までの怠さがウソように回復していました。
腕の痛みは多少残っていたものの、昨日までの痛みに比べるとだいぶ楽です。
このままリモートで仕事開始し、昨日までの体調不良が嘘のように過ごすことができました。
これで晴れてワクチン接種の辛さもおしまいかと思いきや、お昼頃から再び体が火照ってきてしまいました。
その日は気温も高かったため、単純に部屋が暑いだけかと思いましたが、念のため体温を測ってみると
「37.6℃」。。ぶり返してきました。
結局この日は午後1時〜午後6時ごろまで37℃台で推移し、夜になってやっと落ち着いた感じです。
4. まとめ
2回のワクチン接種の副反応について、時系列を追って振り返ってきましたが、あくまでこれらは20代後半男性の一つのサンプルとして考えた方が良いでしょう。
もう一度まとめると、結果的に私はこんな症状となりました。
- 両方とも接種翌日から副反応の症状が出始める(熱・腕の痛み)
- 2回目の方が体温の上昇、倦怠感、悪寒など風邪の症状が強く現れる
- 2回目は二日後まで熱があった
私の周りでも30代の友人たちは1回目は腕の痛みのみで、2回目は腕の痛みと接種翌日の微熱だけという、比較的軽い症状の方もいました。
人によって症状もバラバラなので、これからワクチン接種をされる方は色々なケースを想定して準備しておくことをオススメします。
一人暮らしの方は事前の準備が大事だと思いますし、家族持ちであれば、両親が一斉にワクチン接種をして、両方とも翌日にダウンしてしまうこともあり得ますので、別々の接種が良いかもしれません。